大阪府建築士会 事業委員会

シックハウス研究会 第15回例会議事録

 

日 時 平成14年8月28日(水)18:30〜21:00

場 所 建築士会4階会議室

出席者 (敬称略) 阿部・中村・梅本・佐藤(登)・尾関・高谷・辰巳・坂上・三宅

司会 三宅   書記 佐藤

1.国土交通省の説明会と労災病院“シックハウス科”の報告(報告者 中村)
国土交通省の建築基準法関係シックハウス対策の技術的基準の試案についての報告
まだ、試案の段階。
試案の資料により説明。
クロルピリホスの全面禁止。
建築物の構造が高い気密性を有するものに対して換気設備が義務付けられる。
Fc0、E0が発散量によりFc0.2とかFc0.5とかに変わる予定。
内装仕上げについては、E0、Fc0の場合、床面積の2倍まで。
押入等に関しては、居室ではないので除外。
現在、試案の段階で、国土交通省は、ホームページに意見を募っている。
シックハウス研究会のように、団体で意見を発言すれば、通りやすい。締切は9月末まで。
建築基準法とは別にマニュアルが出る予定。(ユーザー用と供給者用の両方が出る予定。)
建築確認申請が必要なものを対象としている。
確認が必要のない増築については増築以外の部分(既存部分)は既存不適格となる。
又、5年以内に工事をすれば、増築以外の部分も適用される。
そして確認申請に仕上表が必要になる予定。
完了検査には、合板等にシールを貼る。
(下地は対象外、但し、天井下地は対象。)
来年7月12日より施行される予定。
年内に全ての基準が発表される予定。

次に中村さんが労災病院の院長に会って来られたので、それの報告。
北里病院と同じような感じ。
シックハウス科は今年の7月ぐらいから開設。
初診は保険が適用されるが、それ以降は保険が適用されない。
初診前に血液検査とレントゲン検査があれば安く、又、時間も短縮される。
診察は10時から、電話で相談に応じるそうです。
診察は1時間程度だが、半日は潰れる。
初診は6,000円〜8,000円程度。
 

2.全国大会について(報告者 阿部)

三重県 サンアリーナで、10月17日(木)、18日(金)に開催。

展示の場所は約1坪(1.8m角)
300wのコンセントが1つと、机とイスが置かれる。
パネルは6枚出来る。
タイトルのパネルは貼ってある。
10月17日(木)は昼から、18日(金)昼までの予定。

17日にフォーラム 環境Bで阿部さんがパネリストで出る予定。

店番以外は全員参加する。

全国大会についてのパネルの作成等に関して、9月2日に集まって詳細を決めて行く予定。
交通費及び参加費の補助はシックハウス研究会で出す事に決定。但し、金額は未定。

今までに使用した、シックハウスのセミナー等に使用した資料を、全国大会のパネルに
使用する。各講師をされた方は、三宅さんに今までの資料の原稿を送ってもらう。(三宅担当)
又、シックハウスに関する本のリストを梅本さんが担当。

全国大会当日に持ち帰ってもらう資料は、お金を取れないので、資料を置いておいて、
申込者に後日、郵送すればよいのでは。

3.住宅相談の広報にていて(報告者 阿部)

医師会に頼みに行って、有料の相談については難しいとの事。

30分間の電話相談は無料と全面に打ち出して、建築士会の会長名で、医師会会長宛に送って
欲しいとの事。
梅本さんに作って頂いたチラシをアレンジして使用する。(中村担当)
広報は今の所、相談はない。
デパートのシックハウス110番に関しては、中村さんが連絡をとって前向きに検討する。

4.ホームページについて(報告 三宅)
 
全然進んでません。
 とにかく急ぎますとの事。
 皆様の協力を仰げるまで、早急に作成するとの事。
  

 

5.その他(報告 阿部)

・ファイザー製薬との助成金制度の申請について。
300万円の申請を提出。合格する確立は6%ぐらい。
決定されるのが10月末ぐらい。受精金は12月頃、支給される予定。
決定されれば、来年1月から始まる。来年半ばに調査し、来年年末に報告書を作成の予定。
今まで、調査した所のその後、どうなっているかを調査したい。
・次に関西医大との共同研究の件
関西医大に来ている患者さんの家を調査する。
医者との連携を図って研究していく。
・9月の発表会の件
日時:9月13日(金)19:00より
9月は梅本さんと上田さんが担当。
次回は中村さんと阿部さんが担当。
・11月25日(月)「シックハウス防止のためのすまいづくり」の講習会の件
建築学会主催で、出来るだけ参加するように。
・温湿度計の件
温湿度計をコーナンで4,800円で購入しました。(中村)
測定器といっしょに保管します。