芳香剤

芳香剤とは、トイレ、玄関、自動車内等でよく使用され、花等のよい香りでいやな匂いを消すものです。ゲル状、粒上、スプレー等いろいろな形があります。果物や花の匂いがするので、子供が好奇心を持ったり、老人が食品と間違えたりして、誤飲事故が起こったりしているそうです。老人の場合、大量摂取も十分起こりえるので注意が必要です。

匂いがきついのですが、病院や施設、駅のトイレでは、芳香ボールを使っていることもあります。成分は防虫剤のパラジクロロべンゼンです。

液体やスプレーの製品にはアルコール類が使われていることであり、アルコール中毒の影響が出る場合もあります。
いずれもタイプも大量に食べると、気持ちが悪い、おなかが痛いなどの症状が現れます。
アルコールの濃度が高いと、口や、おなかが灼ける感じがしたり、酔ったように顔が赤かったり、フラフラします。毒性の強いメチルアルコールを大量に飲むと、遅れて失明などの影響が出ることがあります。
もしも誤飲してしまったら、ゲルや粒の製品を食べたり液体製品をなめた程度であれば、水や牛乳を飲ませて様子を見ましょう。
液体製品を大量に飲んでしまったら、可能なら吐かせますが、車用の芳香剤はメタノール含有の可能性もあり、現物を持って受診して下さい。